全般に晴れベース、南岸の雨回復へ(6月8日)
昨日、
天気図上の梅雨前線が「竜」のようだ・・・なんて書きましたけど、
昨夜から
今夜、そして
明日夜にかけての
天気図を連続でチェックすると、梅雨前線は
奄美付近・・・ちょうど「竜」の”尾”の部分をささえにして動いているのがわかります。
明日、明後日にかけて、梅雨前線・・・「竜」の胴体の部分が、
若干南に遠ざかるので、
天気は回復傾向。
そして、
東日本の風向は、前線北側の高気圧(風は時計回りに吹きだす)と、前線上の低気圧(風は反時計回りに吹き込む)との相互作用で決定され、
基本的に東寄りの風で、気圧配置の変化によって、
北寄りの成分が優勢になったり、
南寄りの成分が優勢になったりする・・・という感じ。
具体的な風や雨の様子の計算値は・・・
南岸の雲は残りますけど
雨は回復。
低気圧の風と、東海上の高気圧の風のどちらが優勢?で、東日本太平洋岸の風向が決まってくるのがわかると思います。
ところで、以上が地上の天気図だけ・・・からわかる天気傾向。
目を上空に向けて、
上空5700m付近の気温の様子をチェックしてみると・・・・・
-12℃以下の上空の寒気・・・5月連休頃と比べると、10℃近くも気温の高い弱い寒気ですけど、
東日本以北に近づいてくることがわかります。
弱い寒気といっても、地上付近の気温が高くなっているので、
地上と上空の相対的な温度差はそれなり。
この寒気が明日は東日本以北にかかって、
明日9日は大気不安定・・・雷雨が発生する可能性が高くなります。
ということで、
明日は、このあたりがチェックポイントになりそうですね。
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