全般に晴れベース、南岸の雨回復へ(6月8日)

kasayan

2011年06月08日 05:58


 昨日、天気図上の梅雨前線が「竜」のようだ・・・なんて書きましたけど、昨夜から今夜、そして明日夜にかけての天気図を連続でチェックすると、梅雨前線は奄美付近・・・ちょうど「竜」の”尾”の部分をささえにして動いているのがわかります。




 明日、明後日にかけて、梅雨前線・・・「竜」の胴体の部分が、若干南に遠ざかるので、天気は回復傾向
 
 そして、東日本の風向は、前線北側の高気圧(風は時計回りに吹きだす)と、前線上の低気圧(風は反時計回りに吹き込む)との相互作用で決定され、基本的に東寄りの風で、気圧配置の変化によって、北寄りの成分が優勢になったり、南寄りの成分が優勢になったりする・・・という感じ。

 具体的な風や雨の様子の計算値は・・・




 南岸の雲は残りますけど雨は回復
 
 低気圧の風と、東海上の高気圧の風のどちらが優勢?で、東日本太平洋岸の風向が決まってくるのがわかると思います。

 ところで、以上が地上の天気図だけ・・・からわかる天気傾向。
 目を上空に向けて、上空5700m付近の気温の様子をチェックしてみると・・・・・




 -12℃以下の上空の寒気・・・5月連休頃と比べると、10℃近くも気温の高い弱い寒気ですけど、東日本以北に近づいてくることがわかります。

 弱い寒気といっても、地上付近の気温が高くなっているので、地上と上空の相対的な温度差はそれなり。
 この寒気が明日は東日本以北にかかって、明日9日は大気不安定・・・雷雨が発生する可能性が高くなります。
 ということで、明日は、このあたりがチェックポイントになりそうですね。

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