善光寺の立地と降雪の関係は?(1月23日)
長野県
北部の予報が雪でも長野市南部や千曲市は晴れることが多いのはよく知られていますが、
「多い」のはどのような場合なのか?がイマイチ判断つきかねています。
出かけるたびに空の写真を撮り、実況データを見比べ考えているのですが、一朝一夕にわかるようなことじゃないですね。
今日正午の長野市綿内・・・須坂インター近くの
千曲川河川敷から撮影した長野市の空。
連続写真で地図で示した範囲の空をつなげてみましたが、長野市北部の
飯綱山、坂中峠を境に雪雲が消え、
長野市南部や千曲市には青空が広がっていました。
同時刻の
ひまわり可視画像。
長野市が日本海側の雪雲の南端になっていることがわかります。
最近この様子を確認しながら
善光寺が今の位置にあるのが必然だと思えるようになりました。
善光寺が数十キロ北の飯山地方にあったら・・・雪おろしもままならず、あの大きなお堂を維持することはできなかったでしょう。
かといって、雪の少ない
盆地平野部に建てたとしたら千曲川や犀川の氾濫の恐れがありますし、大きな建物に不都合な強風という問題もあります。
長野盆地の北西の隅っこ。
雪もほどほど、川の氾濫の恐れもなく、北西の季節風を遮る飯綱山のふところに善光寺があるのは
考えに考えた上でのことのように思えるのです。
関連記事