昨日の大雪はKasayanの住んでいる長野市内でも20センチ以上になりました。
一転して今日、
長野市内は青空も広がって、穏やかな冬晴れ。
(今日飯綱高原にて)
そこで・・・・今夜は久しぶりの
雪見酒とばかり、千曲錦の熱燗を・・・・・
ところで、
北アルプス方面では
引き続き雪が降り続いていて、今夜、東北の日本海沖にある低気圧が東北上空を通過するタイミングで冬型の気圧配置が強まり、
大北地方ではまとまった雪が予想されています。
19時48分発表の注意報によれば、
大北地域で明日朝までに
山沿いを中心に
50センチの降雪の可能性あり。
また、昨日の大雪の時ほどではないにしろ、
県内上空には並雪があってもおかしくないだけの
寒気が入っています。
そうなると、長野市内をはじめ、中部では松本や諏訪地方、南部では飯田・伊那地方への
雪の拡大が心配になってきます。
そこで、雪のエリアをイメージするために、
今朝の記事と同じプログラムの
最新の計算値を確認。
最も降水(雪)のエリアが拡大すると思われる
今夜24時の降水(雪)のエリアがこれ。
北アルプス方面や新潟県境付近でまとまった雪が予想され、木曽地方や南アルプス方面でもそこそこの雪が予想されています。
もっとも、北アルプスの東側・・・
松本や諏訪方面、そして長野市付近の降水(雪)は少ない・・・・。
このところ
ずっとその理由を考えていました。
まず誰でも思いつくのが、
「3000m級の山が雪雲をブロックするから」ということ。
でも、
昨日の大雪の際も北西の風が吹いていましたから、それだけで降雪が少ない理由とするわけにはいきませんよね。
「なぜ、似た気圧配置や寒気で、県内部まで雪雲が流れ込む場合と、そうでない場合があるんだろう?」
今日、ひとつのストーリーをイメージできたので、備忘録がわりにここにまとめておきます。
ここからはちょっとアルコールの入ったオジサンの理科の自由研究の発表ですので、、
興味のある方だけ読んでいただければかまいません
(長野県民は議論好きだから・・・)
この図は、昨日の大雪のフィナーレにあたる朝9時の上空の風向・風速。
下層1500mから上層5200m付近までを並べています。
長野県に吹きつける季節風の目安になる輪島の風は、上層から下層まで、強い西~北西の風が吹いていました。
次、この図は今夜24時の同じ高さの風の様子。
上空1500m付近の下層では、北西の風が予想されていますが、上空3000m付近では南西の風、さらに上ではやや南よりの西風が予想されています。
下層と上層で、風向が異なっているわけです。
二つの図の比較から、こんな仮説を考えてみました。
19日の大雪のとき、日本海で発生した雪雲と、日本海の水蒸気を含んだ空気は西~北西の方向で、富山県・岐阜県側から北アルプスに吹き寄せられていました。
吹き寄せられた雪雲は、北アルプスにぶつかって強制的に上昇、発達し、長野側へ。
このとき、上空の風も下層と同方向、それも上層ほど風速が速い風が吹いていたので、綺麗な山岳波(十数キロ周期で発生する空気が上下する波)が発生し、雪雲は波動に乗って東へ進み、湿った空気は山岳波によって連続的に上層の寒気中を上下して雲の帯を作り、長野県東部まで雪雲に覆われる状態に。
一方、上空の風が下層と異なる風向である場合には、標高3000mの北アルプスの稜線まで吹きあげられた雪雲は、同高度の異なる風向で四散。
また、稜線を乗り越える風と上空の風の方向が異なるため、綺麗な山岳波が発生せず、湿った空気は下降流となってせいぜい大北地域のみに雪を降らせる。
ところで、長野地方気象台のHPに掲載されている、長野県北部の大雪パターンの中に、「下層から上層まで北西の風」であること、という一節がありました。
どのような根拠で書かれているのかは、いずれ気象台を訪ねてうかがってみたいと思いますが、その理由はこんなところにあるんじゃないでしょうか?
(いまさらこんなこと気付いたのかよ!といわれるかもしれませんけど)