長野市内パラリ
長野の天気・・・今日はやられてしまったので・・・
反省をすることにしました。
・・・土曜の夜だし・・・・
長文と図の多い反省文ですから・・・土曜の夜・・・長野の天気に興味のある方だけ
ウンチクのタネとして読んでいただければ・・・と思います。
今朝の予報、予報文では、
北部では「所により 昼過ぎ から 雨」になっていました。
そこで、昼過ぎからの雲の様子をチェックしようと写真と撮っていたのですが・・・・
まず
午前11時。
長野県北部・・長野市内の上空は中層・上層の雲が入り乱れるものの、
青空も見えてまずまずの陽気。
菅平も良く見えています。
煙突の煙は北東方面に流れ、
南~南西の風。
そして、
午後・・・中野・須坂・長野市東部と順を追って
北から低い雲が流れ込み始めました。
信濃町や志賀高原、せいぜい中野あたりまではパラリとあるかもしれないことは、
今朝の天気チェック(ブログ記事はココ)で検討してありましたから、運動不足解消とばかり自転車で
須坂方面へ。
ところが・・・・
長野市東部のエムウェーブ付近まで来たところで・・・
パラパラ・・・
こんな南でも雨????
長野市内でもパラパラくるところまでは
想定していませんでした。
帰宅後、
午後4時に午前中と
同じ場所を撮ったのがこれ。
菅平はすっかり雲に隠れ、煙突の煙は南に流れて、北風に変わっているました。
日本海の雪(雨)雲・・・
ここまで流れてくるのか????
今朝見た計算値をもう一度確認。
赤で囲んだところ、
菅平方面まで降水域として計算されてはいます。
ただ、エリアが小さい場合は
誤差ということも多いですし、雲を流す風は
北風なので、雲は菅平を乗り越える傾向で考え、この
雨域の広がりが長野市内にまで影響するとは考えてもいませんでした。
で・・・
実際の雨の様子を見ると・・・・
レーダーを見ると
雨雲は長野市東部を中心に長野盆地にもかかっています。
そしてこの雨雲は
日本海から県境の山を越えてやってきています。
もっとも、
アメダスはゼロミリですから、
観測されない程度の降水量・・・とはいっても、
Kasayanのダウンと髪はしっかり濡れていました。
よりイメージを沸かせるために、
低空800Kmの
極軌道衛星の画像をチェック。
静止軌道のひまわりのように毎時間観測できませんが、ちょうど
15時の画像がありました。
うーん、
長野市西部には雲の切れ間はあるけど、
東部にはキチンと雲がかかってるぞ・・・
それも、
野尻湖から長野盆地に流れ込み、志賀高原にぶつかって
菅平、長野市東部に広がっている傾向・・・・
地形の影響だな・・・
上空1500m付近の風と
レーダー画像を合成してみると、
妙高山の東側を回り込むように日本海から風が入り込んでいます。
そして、風の流れにそって雨雲が志賀・・菅平・・長野市東部まで。
立体地形図もチェックすると・・・
長野市東部、若穂上空1200m付近から北を眺めると、妙高・黒姫の東側は比較的標高が低く、野尻湖はもとより
日本海も見渡せます。
これじゃ雲も流れ込んでくるね・・・
今日のパターン、
県境の雨雲(雪雲)がどれだけ流れ込んでくるのかという一つの勉強をさせてもらいました。
最後に今日
12時と15時の実況の天気図。
3時間で、
寒冷前線が若狭湾付近から島根付近まで伸びています。
新潟付近では前線のパワーも弱めかな・・・と思っていたのと大違い。
ちょっと
甘かった・・・と反省・・・・・
気象庁のように、「所により」なら予報はハズレたことになりませんけど、
Kasayanがエムウェーブあたりのピンポイントの予報を出していたら、絶対にクレームものでした。
そうそう、前線パワーが強くて、
南部も気象庁の予報に反して、ちょっと雨もあったかも。
こっちも
反省!
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