長野の空に波?
これ、
長野駅周辺のビルから見た
北アルプス方面の雲。
北アルプスに平行したカタチで、
南北の線状の雲がいくつか並んでできていました。
たぶん・・・
北アルプスの山岳波による雲だと思うんですけど・・・・・
長野の天気を勉強中のKasayan。
色々考えていたら・・
結構面白くなっちゃったんで、
ズク出してまとめてみました。
今朝の
北アルプスでは、岐阜県側から
山越えの西風が吹いていました。
山越えの西風は
白馬側で下降流になります。
ただ、下降した空気はミニミニの
フェーン現象で気温が高くなって、
白馬付近で再び上昇。
この空気、上空で雲を作りながら膨張して
温度が下がり、重くなって
再び下降。
これを
繰り返しながら何本もの線状の雲を山の風下に作ります。
これが
山岳波。
北アルプス→白馬→小川村→長野市→菅平を
断面でみるとこんな感じ。
白馬から長野の間では、山岳波の雲ができそうな地形になってます。
これを、
コンピューターの計算値で見ると・・・・
北アルプスの東側に
縦長の
下降流のエリア。
長野にかけて順番に上昇と下降を
繰り返すように計算されています。
30年前、長野市に住んでいましたが、住んでいたのは善光寺のすぐそば。
善光寺平の北西のはしっこですから、家から北アルプス方面は見えません。
こんな雲が長野にあったのかぁ・・・・と、新鮮な思いでながめてしまいました。
北アルプスもきれいですしね。
あんまりおもしろかったので・・・・
模式図まで作ってしまいました。
そうそう・・・志賀高原に比べて、
白馬方面のスキー場は雪が降らずに大変そうですが・・・このエリアの
積雪との関係も今後検討してみよう・・・・
・・・・こんなことやっていると、
「空が好きなんですね」とよく言われるんですけど・・・
本当は、
ヨットが好きで、怖いおもいをしたくないばっかりに、仕方なく天気の勉強をしたら、それが仕事になっちゃっただけ。
楽しかったのは・・・・
美人のアナウンサーさんと仕事ができることだったりして。
だけど・・
久々の故郷の空は面白いっす!
関連記事