長野の空に波?

kasayan

2009年12月07日 20:54


 これ、長野駅周辺のビルから見た北アルプス方面の雲

 北アルプスに平行したカタチで、南北の線状の雲がいくつか並んでできていました。
 たぶん・・・北アルプスの山岳波による雲だと思うんですけど・・・・・

 長野の天気を勉強中のKasayan。
色々考えていたら・・結構面白くなっちゃったんで、ズク出してまとめてみました。




 今朝の北アルプスでは、岐阜県側から山越えの西風が吹いていました。
山越えの西風は白馬側で下降流になります。
 ただ、下降した空気はミニミニのフェーン現象で気温が高くなって、白馬付近で再び上昇

 この空気、上空で雲を作りながら膨張して温度が下がり、重くなって再び下降
これを繰り返しながら何本もの線状の雲を山の風下に作ります。




 これが山岳波

 北アルプス→白馬→小川村→長野市→菅平を断面でみるとこんな感じ。



白馬から長野の間では、山岳波の雲ができそうな地形になってます。

 これを、コンピューターの計算値で見ると・・・・




 北アルプスの東側縦長下降流のエリア。
長野にかけて順番に上昇と下降を繰り返すように計算されています。

 30年前、長野市に住んでいましたが、住んでいたのは善光寺のすぐそば。
善光寺平の北西のはしっこですから、家から北アルプス方面は見えません。
 こんな雲が長野にあったのかぁ・・・・と、新鮮な思いでながめてしまいました。
 北アルプスもきれいですしね。

 あんまりおもしろかったので・・・・模式図まで作ってしまいました。




 そうそう・・・志賀高原に比べて、白馬方面のスキー場は雪が降らずに大変そうですが・・・このエリアの積雪との関係も今後検討してみよう・・・・

 ・・・・こんなことやっていると、「空が好きなんですね」とよく言われるんですけど・・・
本当は、ヨットが好きで、怖いおもいをしたくないばっかりに、仕方なく天気の勉強をしたら、それが仕事になっちゃっただけ。
 楽しかったのは・・・・美人のアナウンサーさんと仕事ができることだったりして。

 だけど・・久々の故郷の空は面白いっす!
 

関連記事