12月の雨
長野市内も、
昼過ぎから雨。
須坂方面から帰宅したとたんに降りだしました。
12月の雨ですね
・・・・
荒井由実の曲を思い出しました。
はじめて聞いたのは、長野をはなれ
東京に住むようになってから。
その頃は、長野では雨じゃなくて
雪だよ・・・なんて思っていました。
須坂から帰宅後、あわてて
ストーブをつけたら
・・・窓ガラスがくもって、ぼんやり見えた冬景色は・・・雲にけむる
菅平でした。
土曜日の夕方・・・雨じゃ出かける気にもならないので、
今日の天気のおさらいを・・・・。
これは正午前に
須坂市村山の千曲川の堤防から
中野市方面と
千曲市方面の空を撮影したもの。
北東方向の中野市方面では、上層の雲に透かして、うっすらと青空が。
一方、
南西方向の千曲市方面は、中層の雲が厚みを増してきていました。
そして、これは正午の
衛星可視画像。
テレビやネットで使われる赤外画像と異なり、人間の目と同じ
可視光線を撮影したもの。
昼間だけしか使えませんが、
リアルな雲の様子を確認することができます。
拡大してみると、飯山から新潟にかけて
雲のすきまがあることがわかります。
どうやら、中野市方面の
青空はこのすきまの部分だったようです。
続けて、同時刻の下層と中層の雲の、コンピューターによる
「予想」計算値。
中野、飯山方面に下層の雲は計算されておらず、中層の雲もすきまが開いています。
コンピューターは、この
青空の窓?を予想していたようです。
加えて、今日
正午と、
午後1時の
レーダー画像。
正午に岐阜県・愛知県側から雨雲がかかりはじめ、一時間後の午後1時には、北信の一部をのぞいて、ほぼ全県に
雨雲が広がったことがわかります。
そして、これが今朝午前9時を初期値とした、同時刻の雨域の
「予想」計算値。
上で見たレーダー画像と見比べると、ほぼ
同じ形の降水域をコンピューターが予想していることがわかります。
目前の気象状況の予測計算値が
恐ろしいほど正確なことは頭でわかっているつもりです。
でも、こうやって見比べてみると、改めて驚くばかりです。
毎日こうだったら
予報官も、気象予報士もいらなくなっちゃいますよね。
・・・・で・・・・
この雨はいつ止むの?
今朝5時発表の気象庁の予報は、
「昼過ぎ から 夕方 雨」でした。
そして、
午後5時発表の予報では・・・
「今夜・・
雨 夜遅く くもり 所により 夜のはじめ頃 まで 雷 を伴う」になっています。
ということは、雨が止むのは夜遅く・・・21時以降ということですから・・雨が止むタイミングを遅らせる
予報の変更があったわけです。
今朝、この
ブログで、「予報官が計算値を
修正して止むタイミングを早くしたのでは?」と書いたのですが、どうやら
修正をしなかったほうがよかったようです。
事業仕分けで
スーパーコンピュータが話題になりましたけど、今後スーパーコンピューターが無限に能力を上げていったとすれば、いつの日か
予報を考える人間は不要になるかもしれませんね。
ただ、
計算された予報をどう伝えていくのか?
テレビも、衛星画像やアメダスにはじまり、雨のエリアの変化やメッシュ予報まで使って
見栄えの良い映像が使われるようになりましたけど、最終的に伝わっているものは、
昭和の時代とあまり変わっているような気がしません。
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